コウホ地6

#コウホ地 (6)
  • 気持ち良く立っている木があった。
  • その前には、小さな赤い実をつけた小さな木。
  • 廃屋の中は荒れ果て、ハチが巣をつくっている。
利点 木がいい。清流がそばに流れている。赤い実を食べに小鳥がやってくる。
欠点 廃屋がちょっと不気味。ハチが気になる。せまい。


小川てつオ
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丸井隆人

#1年後のコウホ地 (Report-6)
赤い実 コウホ地 (6) 地図上では山吹さんちの上手にあるってことまではわかるんだけど、それ以外に目印になりそうなものは何もない。<気持ちよく立っている木>、うーん、木はいっぱいあるんでわっかるかな〜と思って廃屋の煙突も目印に加えて探すと意外にあっさり見つかった。すぐ脇には木で作られたちっぽけな鳥居がある。そっちを目印にした方がいいかもしれない。
いざ敷地に入ってみると、いかにも廃屋の裏手という感じでテントする気にはとてもなれない。そんな中に赤い実の木がポツンと立っていてアンバランスな感じだ。
<気持ちよく立っている木>は、道路から眺めると気持ちいいけれど、敷地に入ると存在感がまるで失われてしまう。
ハチの巣を探して廃屋に入ろうとしたら、でっかいスズメバチの急襲に遭い、橋のところまで大慌てで逃げなければならなかった。
木
<気持ちよく立っている木>。確かに枝は天に向かって気持ちよく伸びている。

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