5月9日にノボマガが、そして12日のもう本当についさっき21時ジャストにのぼなが死んでしまった。
二匹ともつい先日までは元気一杯だった。それが相次いで死んだ原因はおそらくカビだ。
それもGW中に産卵したのぼなの無精卵が黴びて、それが伝染ってのもの。
結論から言えば、のぼなが無精卵を産んだ時点ですぐに卵を取り出すべきだった。
しかし、産んだばかりでぐったりしているのぼなの前でそんなむごいことはできなかった。
さらに自分のおろかな発想で小さな命を無碍にしてしまったのがノボマガだ。
もしかしたら卵を産んでからでも受精するかもしれないと一匹住まいだったノボマガ♂を掬いだし、のぼなの水槽に入れてみたり、その後、のぼながノボマガに相変わらず攻撃的なので元の水槽に戻してからも、卵の一部をノボマガの水槽に入れてみたりといったことをしたことによって両方の水槽の水そのものを黴びさせ、それが二匹の死因となってしまった。
まず唐突にノボマガが死んでしまった。
特に身体に黴びは現れていなかったが、ここ数日のストレスで死んだのか、黴びに犯されたのか、硬直して横たわっていた。
そして、のぼなは昨日の朝の時点で鼻先に黴があるのを発見。昼頃にはノボ太がそうだったようにグロッキー状態になって間もない命という状態だった。そこで思い切ってコーナンに行き、店員に相談して紫水晶という黴治療薬を購入し、完全に水を入れ替えた水槽にのぼなを移してみた。そしたら黴は広がったようにも見えたが剥離していくような感じにもなってきて、のぼなもグロッキー状態からは回復。このまま助かるかもしれないという雰囲気を見せ始めていた。
そして今日は仕事の打合せで出掛け、その間ものぼなは無事で、帰宅もしばらくは穏やかにしていた。
ただ、黴はさらに広がって、取れそうではあるのだが、右目側を完全に覆ってしまっていた。
そして帰宅後にメールの返事などをしていると、カスケがのぼなが横たわってしまっているところを見つけた。
それからなるべく酸素の多いところに移動させて態勢を平常時に戻してやったりして、自分らは夕食を食べ、再度様子を見に行くと黴が水中に幾つか浮いていたので、それをスポイトで取っていたら急にのぼなが狂ったように数回水槽の壁に激突し、その後、急上昇して水槽から飛び出し、クッションの上に落下した。こちらもびっくりしてしまって落下を止めることはできなかったが、そののぼなをすぐに水槽に戻すともう硬直して死んでいた。
思えば、さだゑ婆さんが死んだときもずっと寝たきりだったのに最後に急に身体がびくっと起き上がったかになり、その直後に息を引き取った。それに近いもののようにも感じたのだが、のぼなは何かと我等に訴えかけてくる子だっただけに、本当は最後の最後に何か言いたかったのかもしれないとも思ってしまう。それから以降はもう食事も喉に通らず、ただ溜まったメール等に無為に返信し、それでもやりきれなくて今これを書いている。
ノボマガ君、無理させてしまってゴメン。
のぼなちゃん、何が言いたかったの?
あの水槽から飛び上がった瞬間のことは一生忘れることがないだろう。
まさかあの産卵からこんなことが立て続けに起こるなんて。。
でも、二人とも色々な瞬間を我等に見せてくれてありがとう。
ありがとう。のぼなノボマガ。