ノボティの死

淀川からやってきたノボマガ・ノボティ・のぼちな三兄妹の次男坊ノボティが5月の長男ノボマガに続いて死んでしまった。
三兄妹が我が家に来たのは2014年6月6日。2cmに満たないサイズだったが、どんどん成長して、死後硬直した魚体を計ったら5.5cm。
死んでなければ6cmくらいはあったと思う。

2015年10月14日 のぼてぃ、最後の元気な姿

異変は総領から帰ってきた昨晩、エサをあげたあとに起きた(んだと思う)。
二泊三日でも行った日は午後の外出だったので、実質一日エサを与えられなかっただけなのだが、新しく出したキューブ型アカムシに数匹変色したアカムシが混入していて、それを特に気にせず与えてしまったのだ。それが直接の原因だったのかはわからないが、気づいた時点で取り除いて与えていれば、もしかしたら違う現在があったかもしれないと思うと悔やまれてならない。なぜその労を惜しまなかったのか。まあ、ヨシノボリは雑食だからそのくらい問題なかろうと過信していたわけだが。。

ノボティはちょっと偏屈なヨシノボリで、胸びれの吸盤が小さく、壁などに張り付くことを苦手としている。
その代わり、トンネルを掘るのが得意で、色んなところに隠れ家を作って隠れてしまい、探さなければならないことが度々あった。
あるいはウツボのように砂利から顔だけ出していることも時々あった。のぼちなに較べて食に貪欲ではなかったので、割とスマートな体型で、黒味がち。尻尾の方にメッシュのラインが入っていて、見ようによってはオシャレなヨシノボリだった。

うちに来た日のサイズから考えて、一年半〜二年の寿命.
平均3年~4年というので、まだあと二年くらいは生きられたし、ノボ太のたーさんなんて6年以上生きたから短すぎる死。
水槽には三兄妹の末っ子娘、のぼちなちゃんだけが残ってしまった。
のぼちなちゃんは来たときから脇腹に異物があって、来た頃は沈んで這い回ることもできなかったのに、がめつい食欲のせいか、ティーさんよりも大きく成長し、とうとう水槽の主になってしまった。彼女には長生きしてほしいが、今日はノボティの短い魚生を哀悼したい。最後、大川に流したらずっとぷかぷか浮いて下流に流れていった。海まで行くのかな?

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